補助金について知っておいてほしいこと
今日は個人事業主や小規模の会社の方が利用できる、国からの補助金のお話です。
数ある補助金の中でも特に人気があるのが「小規模事業者持続化補助金」です。
これは、小規模の事業者が新しい販路を開拓したり業務の効率化を図ったりするための取り組みに対し、国がその経費の一部を補助してくれるものです。
「一般型」という一番メジャーなタイプは、原則上限50万円までの補助を受けられます。(かかった経費の原則3分の2まで補助)
ここで補助金にまつわる「知っておいてほしいこと」をお伝えします。
その1: 補助金には審査があります
補助金を申請をする際には、ご自身がこれまでどのような経営をしてきたのか過去から現在までを振り返って方針や状況を説明する「経営計画書」や、これから将来に向けて何をするのかを説明する「事業計画書」を作成して、申請書等と一緒に提出します。
補助金を受給するには、これらの書面の審査を受けて、「これは補助金を出すのにふさわしい事業だ」と選んでもらうことになります。
ですので、「この事業計画は新しい取り組みだし、よく検討されているな」と思ってもらえるような計画書を準備する必要があります。
その2: 補助金は後払いです
とても重要なことなのですが、コロナ対策の助成金と違って、補助金は申請した事業を決められた期間の中で取り組んだ後に支払われるので「後払い」となります。
そのため、一旦は自分のお金や金融機関で借りたお金を元手に補助対象の事業をはじめる必要があります。
「新しい取り組みを始めたいんだけど、どこか支援をしてくれるところがないかな」と考えている方にはピッタリですが、「とりあえず今お金が必要」という要件には向いていませんのでご注意ください。
他にも補助金について知っておいてほしいことがいくつかありますので、また次回以降にご紹介します。