補助金申請 | 中小企業施策利用ガイドブック
中小企業庁が毎年公開している「中小企業施策利用ガイドブック」というものがあります。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/index.html
これは、国が提供している施策(経営改善、資金繰り支援、など)を利用したいと考えている中小企業の方に向けて、手引書として中小企業庁が発行しているものです。
「技術開発に取り組みたい」「これから創業したい」「経営の効率化や革新を図りたい」など、いくつものケースごとに詳細に支援制度が紹介されているのですが、2025年度版で350ページを超えるボリュームなので、すべてに目を通すのはかなり大変です。
このガイドブックの中に、いくつもの補助金が紹介されています。
ご自身がやりたいことにマッチした補助金がどれなのか、気になる方は目を通して見るのもよいかと思います。
ですが、なかなかお時間がとれないという場合は、お気軽にご相談ください。
補助金申請 | 事業計画書を書くには
「小規模事業者持続化補助金」などの補助金を申請するにあたって、最も大切なことは事業計画書を書くことです。
でも、どのように書けばいいのか、イチから考えるのは大変です。
一番初めに意識しておくことは、ストーリー仕立てにして審査員の人達に分かりやすく伝わるようにすることです。
具体的には、過去→現在→未来、という流れに沿って自分たちの事業を説明していきます。
過去:これまでの実績、自分たちの強み・弱み
現在:いま抱えている課題
未来:今後のプラン、補助事業をすることでどうやって課題を解決できるのかを説明
このようにストーリーをはっきりさせて書くことで、説得力をもった事業計画書を書くことができます。
事業計画書の作成サポートについて、お聞きになりたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
杉並の魅力再発見
補助金申請|まずはSWOT分析から
補助金申請の審査項目として、事業計画書にて「自社の経営状況分析の妥当性」や「経営方針・目標と今後のプランの適切性」なとが問われます。
でも一体どうやって分析をしてプランにまとめたらいいのか、何も取っかかりがなく始めるのは難しいですよね。
そんなときの定番の分析方法として、「SWOT(スウォット)分析」があります。
これは、
S(Strength)=自社が持っている強み
W(Weakness)=自社にとっての弱み
O(Opportunity)=自社の外にある機会、チャンス
T(Threat)=自社の外にある脅威、ピンチ
を一枚の図のそれぞれの領域に書き出して、俯瞰的に見ることで分析を進める手法です。
例えば、S(強み)とO(機会)を組み合わせることで、元々持っている強みを発揮して積極的に攻勢をかける事業領域を探すことができます。
またS(強み)とT(脅威)を組み合わせて、業界にとっては逆風が吹いているけど、強みを生かして競合他社との差別化を図る事業領域を検討することができます。
シンプルで始めやすいSWOT分析ですが、ひとりで自問自答しながらやるのは難しい場合もあるかもしれません。
そのような場合は、専門家にご相談いただき、外部の目から客観的にチェックしてもらうのも有効です。
自分ては強みと思っていなかったことが、実は誰にも負けない優れた強みだったと気づくかもしれませんよ。
ミミズはメッシです
先週末に、ジュンク堂書店池袋本店にて、「土の研究者」藤井一至先生のトークイベントに参加しました。
藤井先生は、世界各地を飛び回り地球や土の成り立ちを研究されています。
土への愛にあふれるお話に引き込まれ、とっても興味深い時間でしたが、中でも先生の言葉で印象的だったのは、
「土の本質はシステムである」
「ミミズはメッシである(笑)」
です。
ミミズもメッシもひとりでは活躍できない、ミミズだけで土を豊かにしているのではなく、メッシを生かすディ・マリアやイニエスタがいたように、チーム=システム全体として機能しているのだというお話です。
一面だけで物事をみることは本質を見誤るかもしれない、と自戒したいと思います。